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301  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/21 09:14 ID:i79IM1iB
      伊賀フェチさん300ゲットおめでと〜〜〜〜〜!

302  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/21 18:47 ID:hXr4nY/s
      275タンも背景描写うまいっすナ!
      オーナーの忘れ物、ネタなだけで何かわかると思っていなかったんだけど
      酒の肴って・・・。スマソ、爆笑しちゃった〜☆
      攻めるオーナー、女豹のような目を想像しちゃいました。カコイイオーナー⋯ハァハァ
      
      275タンがオーナー攻めで、伊賀フェチタンが伊賀攻めなんですよね!
      ハァハァ⋯美味しすぎるスレッドだ⋯ハァハァ
      
      伊賀フェチタン、ウェットOKだす!どんどんいっちゃって〜。
      お引越しお疲れ様デス。黄金の右手をお大事に〜。

303  名前:302だけどID変わってるかも  メール:sage  投稿日:02/10/21 21:30 ID:hXr4nY/s
      川原作品、大好きですがエロパロ想像するのが難しいのは
      あの絵のせいかな〜とか思ったり。それに短編が多いしね。
      スレ違いスマソ。

304  名前:270  メール:  投稿日:02/10/21 22:09 ID:MLM3FIfv
      >伊賀フェチさん>275さん
      そーですねぇ(笑)言うまでもなく(爆)
      佐々木さんの場合「恋愛も性も描いておかしくない世界だけど敢えて描かない」って感じだけど
      川原さんだと「性を(最近では恋愛さえも)避けてる」って気がしますもんね。
      ワタシも連載中の話では萌えないが;ミカエルあたりならアリかと(激爆)
      
      もうこれ以上長くならないうちに逝ってきます〜(ーー;)
      
      まったりも激走Hも伊賀君ならおっけ☆
      オーナー、もっとイジめて!!(w
      (ハムテルと菱沼さんはどーなったのかな?)
      

305  名前:270  メール:  投稿日:02/10/21 22:15 ID:MLM3FIfv
      >304さん
      あとセリフ想像しにくいかも・・・(^_^;)
      「うんにゃ」とか「にーちゃん」とか言わねーよな、そーゆー時。
      お笑いエロになってしまふ・・・
      
      今度こそ本当に逝きます(-_-;)

306  名前:270  メール:  投稿日:02/10/21 22:20 ID:MLM3FIfv
      間違いました。>303さんです。
      三連投失礼しました。そいじゃ。

307  名前:302=303  メール:sage  投稿日:02/10/21 22:41 ID:hXr4nY/s
      270さん、面白すぎ・・・
      あの漫画は「もぎゅもぎゅ」とかの効果音なんかが楽しいからなぁ。
      それとやはり幼い絵が良い漫画であるから、劇画調の佐々木倫子漫画と
      似て非なるものなのかも〜。(あえて恋愛させないのと恋愛にしなくても、の違い)
      あと、私も思いました、笑うみかえるならなんとかエロにできそう!?って近親もするの?
      ってああ〜〜、佐々木スレで何回もスレ違いスマソ。私も逝ってきます・・・。
      
      rollさんはいづこ?ハムテルと菱沼さんの話、消化不良で気になる・・・。
      気が向いたらまた来てね。

308  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/21 22:56 ID:v9gwubPt
      板違いに程があるのに川原で盛り上がってしまって申し訳ないのですが、
      川原って短編もので恋愛もの結構描いてるじゃない?
      抱き合うシーンとか迄はかろうじてあるんだけど、それ以上ないよね。
      古いけど「カレーの王子様」で新婚さんにもかかわらず
      旦那(パイロットの)と主人公(みすず?)が別のベッドで寝てる事に
      驚いた記憶が・・・
      
      逆に佐々木漫画は恋愛すらないから、
      逆に妄想しやすいというのもあるかな?
      
      ということで、今日もがんばって妄想に励む事にします。
      
      
      

309  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:08 ID:v9gwubPt
      >>270タン
      試しに川原スレ立ててみてはいかがですか?
      需要はあるから、そのうち供給者(作者)が光臨するかもよ^^
      
      「【もぎゅもぎゅ】川原泉総合スレ【うんにゃ】」ってタイトルなんて
      如何でしょうか?(藁

310  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:14 ID:hEuOqkFT
      盛り上がっているところすんません。
      忘却シリーズでどなたかお願いできますでしょうか?

311  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:36 ID:lHVm3BKT
      ワタシも伊賀フェチさんの意見にマンセー(wです>川原スレ
      小ネタならいくつか出てくる可能性もアリですし⋯
      
      >伊賀フェチさん
      やたらとボケツッコミが多いのは、作者が関西系だから⋯なのかな?
      単にどっかで落としたいだけなのかもしれない(w
      
      いや〜ウエットな観×黒須歓迎です。この後どうなるのかしら⋯
      次のUPが楽しみです
      
      >302さん
      そうか、オーナー攻めだったのか(w
      コンセプトとしては前レスにあった『サディスティックな伊賀タン』
      だったんですけどね
      でもフェラチオされている伊賀くんがすごく萌え〜なので⋯つい
      ああいう展開にしちゃいました
      
      そろそろ廊下の床の上じゃ寒かろうと思うので
      どうにかしなければ⋯
      
      >304さん
      カーラ教授の作品はにはエロが介入出来る隙がない〜(TДT)
      今の作品が一段落したら単行本を再読してネタを探してみまつ
      
      >オーナー、もっとイジめて!!(w 
      やっぱり伊賀くんはMなのか⋯(´A`)ハァハァ
      

312  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:40 ID:lHVm3BKT
      そんな訳で今日の分、UPです
      とうとう会社でメモ帳開いて打ち込んでいたワタシって⋯
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      「駄目で⋯す。オーナー⋯やめて下さ⋯は⋯ぁ」
      
      辛うじて崖っ淵にとどまっている状態の観
      理性のという名の崖からほんの少しでも足を滑らせたら、手を離したら
      そのまま快楽の渦へと巻き込まれてしまう
      観は、観自身をその唇で包み込んでいる黒須に話しかける
      そうしていないと渦に飲まれてしまかねない
      
      「あなたは⋯何時だって⋯そうだ⋯自分の感情、だけで、動く⋯っ
      その、せい、で⋯周りがどれだけ⋯迷惑⋯なんて⋯くぁ⋯」
      
      些細な抵抗も黒須の行為の前では無力。後はもう、言葉にならない
      しかし、その言葉を聞いて黒須は観自身から唇を離し、観を見上げてこう言った
      
      「さっきの伊賀くんの行為だって、感情以外の何物でもないわよ」
      
      虚を付かれた
      たしかに、オーナーの言う通りだ。先程の僕は感情だけが先走っていた
      
      「人間自分の感情に素直になるのが一番よ。伊賀くんのココの様に。ね」

313  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:42 ID:lHVm3BKT
      黒須はそう言うとその白い手で観自身に再び触れ
      一番敏感な部分を細い指先で小刻みに攻め上げる
      ラインを辿る様にすうっと撫でていく
      背筋を這うように伝わる快感に思わずのけぞる観
      苦おしい程の快楽に耐えかねだんだんと荒くなる息
      頭の中はだんだんと霞がかかるように白色になっていく
      もう、何も考えられない
      
      『僕は⋯ボクは⋯ッ』
      
      絶頂に達する寸前
      観は有らん限りの力を振り絞り黒須の両腕をつかみ上げた
      そのまま自分の方へぐいっと引き寄せる
      
      「こんなのは⋯イヤだ!」
      「伊賀⋯くん?」
      
      行為に没頭していた黒須は突然の観の反撃にぎょっとした
      キスしそうになるほど近くに、観の顔がある
      情熱を含んだ憂いのあるその瞳に見つめられて、今度は黒須が動けない
      観の唇が、思いのすべてを、告げる
      
      「僕は貴女を、抱きたい⋯」

314  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:43 ID:lHVm3BKT
      そして黒須を抱き寄せた。柔らかい感触が観に伝わってくる
      彼女の髪に残るシャンプーの香りが観の鼻腔をくすぐり、心地いい
      廊下での情事のせいだろうか、黒須の肢体は冷え切っていた
      
      「こんなに体が冷えて⋯オーナー」
      「⋯じゃあ、暖めてよ」
      
      黒須は、観の胸の中で、そう答えた
      
      「暖めてよ、伊賀くん」
      
      黒須の頬に手をかける観
      観を見上げる黒須
      二人の視線が合わさり。距離がどんどん縮まっていき⋯
      
      唇が、重なった

315  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:45 ID:lHVm3BKT
      お互いが、お互いを、吸い、絡み合い、むさぼりあう
      その行為は二人の理性を徐々に失わせていく
      お互いが、お互いを、刺激しあい、そして高まっていく
      
      「⋯ベットへ、行かない?」
      「そ、そうですね」
      
      ここじゃ本当に風邪をひいてしまう
      理性なんてとうの昔に何処かへ飛んでしまっている状態なのに
      やっぱり細かい観である
      
      観は黒須の背中に手を回し、自分が立ち上がるのと同時に彼女を抱き起こした
      
      「こっちよ、いらっしゃい」
      
      黒須は廊下にあるドアを開ける。そこは寝室だった
      ベットの脇に黒須が歩いていく
      観は後ろから黒須を抱きしめて、そのままシーツの波にダイブした
      そして彼女の耳元に囁いた
      
      「貴女が、欲しい⋯」

316  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/21 23:47 ID:lHVm3BKT
      今日はここまで
      
      なんだか昨日と全然毛色が違う話になってきたなぁ⋯
      ここからは妄想パワーブースト全開で行きますよ!(w
      
      伊賀フェチさんも頑張ってください〜
      そーいえばrollさんはどうしてしまわれたのやら。・゚・(ノД`)・゚・。

317  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 00:10 ID:OVWVhCXM
      伊賀×黒須(11)
      **************************
      黒須の瞳が僕の心を掴む。
      
      「冷静過ぎるのは伊賀君じゃない!?一方的な感情?
      あたしにだって感情くらいあるわ。あの時・・・分からなかったの?」
      訴えるような瞳が、灯りの抑えられたホールの中でも、
      潤んでいるのがわかる。
      「罪悪感ですって!?ふざけないでよ!そんなモノ余計なお世話よ!
      誰が・・・好きでもない男にあんな事出来るもんですか!」
      堰を切ったように発せられる言葉に伊賀は驚いた。
      こんな感情的な黒須は初めてだ。
      
      張りつめた空気が割れ、氷の破片のように体に刺さる・・・
      
      それでも瞳は、じっと伊賀の目を捉えて離さない。
      潤んだ瞳から頬を伝う一筋の涙。
      
      ・・・またこんな・・・彼女を傷つけている・・・
      涙に戸惑いながらも伊賀はじっと黒須を見つめることしかできなかった。
      
      涙の滴が床に落ちる。
      それでも必死に瞳は強さを誇示し続けていた。
      そんな強さに胸が射抜かれた。
      伊賀はプライドを振り払い、黒須の肩をぐっと引き寄せた。
      
      「すみません・・・ただ僕は・・・」
      涙を拭う言葉を知らない。
      震える肩を暖める術を知らない。
      抱きしめる事しかできない・・・
      薄い肩、細い腕・・・必死で虚勢を張る黒須を愛おしく感じた・・・

318  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 00:15 ID:OVWVhCXM
      伊賀×黒須(12)
      **************************
      首筋に感じる涙の温もりと濡れた吐息
      腰に回した腕に力を込める。それに呼応されるかのように
      黒須の腕は伊賀の背中をシャツ越しに掴む。
      頬を引き寄せあい、涙で触れた頬の感触を互いに感じながら、
      子供同士のように擦りあう。
      そうすれば互いの絡まった『誤解』が解けるのではないかと思えた・・・
      伊賀は必死に黒須を抱き寄せていた。
      どのくらいの時間が過ぎたのだろう。
      涙が乾くまでの間二人は無言で抱き合っていた。
      
      「ふふ・・・」黒須が目頭を拭いながら小さく笑った。
      「・・・何です?」頬をすり合わせたまま耳元で問う。
      「伊賀君・・・慣れてないのね・・・こういうの・・・」
      黒須はそう言うと、すっと伊賀の眼鏡を外した・・・
      伊賀とて、男女の駆け引きくらい知らないはずはない。
      けれど黒須を前にすると急にそんな経験は萎縮されてしまう。
      「すみませ−」伊賀が言い終えないうちに
      キュッと黒須が体を寄せ、肩に顔を載せた・・・
      頬の柔らかな温もりを感じる。
      そのまま頬を滑らせ、どちらともなくそっと唇を重ねた。
      ・・・互いの呼吸が唇に触れる。

319  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 00:19 ID:OVWVhCXM
      伊賀×黒須(13)
      **************************
      そっと唇を外し、額をすり合わせながら視線を絡ませると、
      上目遣いに甘えるような黒い瞳がそこにあった。
      シャツを掴む黒須の腕に力がこもる。
      伊賀は再び強く唇を押しつけた。
      
      感情の高波に襲われる。
      『・・・愛してるんだ・・・僕は彼女のことを・・・』
      恋愛感情なんてずっと殺してきた。
      けれど無意識に芽生えた想いがこんなにも大きくなり、
      そして今更気づくなんて・・・
      いや、気づかないふりをしてきただけなのかもしれない。
      もうこの想いを無視することはできない。
      この海で・・・溺れてもいい・・・。
      
      伊賀は執拗に唇を求め、半ば強引に舌先を押し入れた。
      「んっ・・・」拒む様子もなく受け入れる黒須の唇。
      舌先を自らの口腔内に引き寄せ、螺旋を描くように絡ませる。
      二人の吐息はホールの静寂を乱していた。

320  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 00:26 ID:OVWVhCXM
      今日はこの辺で・・・
      
      275タン乙です。
      >「僕は貴女を、抱きたい⋯」
      に萌え〜〜
      黒須さんのマンションとは私ちぃとも思いつきませんでした。
      
      私は関東在住なので、東西でHeaven?祭りだね。
      お互いがんばりませう。
      
      >>310
      すいません。実は私、忘却シリーズ読んでないんです!ゴメソ!
      ちょっと明日本屋に走ります!
      書けそうでしたら、次回頑張ってみますが、
      他に作者タンがいたら書いてみてください。

321  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/22 00:39 ID:RuQAeJkL
      275タンも伊賀フェチタンも御疲れ〜〜。
      御二人の書かれる伊賀君、理性の箍が外れていい感じ〜。
      毎日ハァハァでし!(^¬^) ジュル

322  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/22 01:14 ID:M+TrcvHu
      オーナーの色恋なんて想像できない、リアルじゃないパロディだと
      思っていたのに・・・伊賀フェチさんてスゴイ・・・。
      オーナーのかわいさにびっくり。キャラは原作そのものなのに。

323  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/22 13:03 ID:DcmnWU5D
      >>320
      伊賀フェチ様
      忘却シリーズは「動物」の前の作品なので、新品で探すのはチトむづかしそう。
      ブッ○○フとかの古本店のほうが置いてある確立高し。
      もし入手された暁には、ぜひとも読んでみてくださいまし。
      

324  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/22 22:53 ID:PR77W7wG
      昨日UPした後すぐ」寝ちゃったんだけど
      翌朝どうにも我慢出来なくて、携帯でチェックしてました(w
      朝っぱらから伊賀フェチさんの作品でコフーン(´д`;)ハァハァ
      
      :伊賀フェチさん
      >黒須さんのマンションとは私ちぃとも思いつきませんでした。 
      とりあえず布団(wのある場所で⋯と思ったモノですから
      観のアパートじゃ生活臭ありまくりでムードも何もないしなぁ
      と、言うわけでオーナーのマンションなんです
      劇中でもチラっと出てきましたが(白い恋人参照)
      結構良いところ住んでいそう>オーナー
      
      ちなみに私は関西出身南の島(not沖縄)在住です
      
      >この海で・・・溺れてもいい・・・。 
      この台詞に(´д`;)ハァハァでつ
      私も妄想の海におぼれそうでつ(w
      
      ちょっと早いけど、今日の分UPしま〜す

325  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/22 22:54 ID:PR77W7wG
      乱れたバスローブから覗く細い肩に、観はそっと口付ける
      右手で黒須の髪をかき上げ露になった首筋へと舌を這わせ
      耳たぶの後ろに暑い吐息を吹きかける
      黒須の肢体が一瞬ビクッと反応し、唇から殺しきれない声が漏れる
      
      「ふ⋯は⋯ぁあん」
      
      甘く切ないため息にも似た声に触発され、観は黒須の項に唇を押し付け、吸う
      其処に赤い徴が残った。バスローブをずり下げ、背中にも徴を残す
      
      「跡つけちゃ⋯だめえ⋯っ」
      
      黒須は身を捩り僅かながらも抵抗するが
      後ろから観に腕ごと抱きしめられている為、逃げることは出来ない
      観は、赤い徴を幾つもつけながら前に回した腕で黒須の胸の膨らみを掴み
      孤を描くように愛撫する
      
      「ふあっ⋯んっ⋯くふっ」
      
      黒須に出来るのは、枕に顔を押し付け少しでも声が漏れるのを押さえるだけ
      しかし、それすらも観は許さない
      膨らみをつかんだまま黒須を抱き起こすような形に持っていき、自分にもたれかけさせる
      
      「声⋯もっと、聞かせて、下さい⋯」
      「やだっ伊賀く⋯はぁ⋯ああぁん」

326  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/22 22:57 ID:PR77W7wG
      暗い寝室に、黒須の嬌声が響く
      彼女は今『快楽』という名の糸に縛られ、観のされるがまま猥らに肢体をくねらせるだけ
      そんな黒須を、観はとても愛おしい気持ちで見つめていた
      観は黒須をそっとベッドに横たえると、脇にあるサイトボート上のルームランプに手を伸ばした
      黒須が寝室の電気をつける前に観が襲いかかってしまったため、部屋の中は薄暗いまま
      半開きになっているドアから漏れる廊下の光だけが頼りだ
      これだけでは黒須の肢体を見ることが出来ない
      
      もっと見たい、貴女の狂う姿を。そして⋯
      ランプのスイッチを入れる紐に触れようとした観の手を、突然黒須の手が阻んだ
      
      「いやっ!で⋯電気、つけないでよ⋯」
      「お、オーナー?」
      「は⋯恥ずかしい、から⋯」
      
      薄暗い部屋の中だが、黒須が顔を真っ赤にしているのが雰囲気で判る
      何を今更言うんですかオーナー。貴女先程廊下であんなに乱れて⋯
      しかも『お返し』だなんていって僕の⋯その⋯を、あ⋯あんな、風に⋯して
      だが目の前で観の腕を掴んいるオーナーは、本当に嫌がっている様子だ
      『いつも鬼の様に怒鳴っているオーナーだけど、結構かわいいところあるんだな』
      少女の様に恥じらう黒須に、ますますいとおしさを募らせる
      伊賀は延ばした手を戻し、一寸考えた後自分がかけている眼鏡の縁に触れ
      それを外した
      
      「これなら、良いでしょ?オーナー」
      「伊賀くん⋯」

327  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/22 22:58 ID:PR77W7wG
      眼鏡をサイドボードに置き、そのままランプの紐を引き明かりを点ける
      暖色系の光が部屋を照らし、ベッド上の二人を包み込む
      眼鏡を外した所でこれだけの至近距離なら全然支障はないのだが
      不器用な観が見せた、黒須に対する精一杯の気遣いだった
      そんな的外れな気遣いでも黒須は判ってくれたのか、観に微笑んだ
      そしてちょっとふくれた顔で、こう言う
      
      「⋯伊賀くんだけ、服着ているなんて、ずるい」
      「あ⋯え⋯すみません」
      
      今頃その事実に気づいた。黒須は元からバスローブ一枚だったし
      それも今や二の腕に引っかかっているだけの状態。ほぼ裸である
      観は先程黒須にGパンのホックとファスナーを無理矢理開けられたが
      一応服は着ている状態だ。あまりにも不公平すぎる
      
      「そうですね、僕も⋯脱がないと」
      
      シャツのボタンに手をかける観、その手を優しく制し代わりにボタンを外し始める黒須
      あっという間にシャツは観の体を離れた
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      スミマセン、今日はここまでです

328  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 23:01 ID:8ech4xw9
      わ〜い275タン、リアルタイムだ〜
      最近私ら2人で盛り上がってるのかしら?
      他の住人さんたちが楽しく読んでくださってるのか不安ですな(藁
      
      伊賀君のアパートも以前出たことあるよね。
      3巻あたりで・・・
      今度はその辺を舞台にしてみるかな?
      
      ところで唯一「動物の〜」を書いていたrollタンは
      もう現れないのかな?すごく楽しみだったんだけど〜〜
      rollタン、他の作者様〜「動物の〜」をお願いします。

329  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 23:15 ID:8ech4xw9
      伊賀×黒須(14)
      **************************
      先ほどまで互いを責め立てあった口先が、今はこんなにも愛おしい。
      
      舌先を解放してやると、何度も唇を優しくついばみ、
      頬に、瞼にとキスの雨を降らす。
      持てあました黒須の唇が『求めている』のがわかる・・・
      けれど、伊賀はそのまま鼻先や額に唇を押しつける。
      
      痺れを切らし、黒須が腕を背中から外し
      キスをせがむように首に腕を絡めた。
      伊賀はそれに応えるかのように唇を深く重ねる。
      「ぅん・・・っ」どちらともなく唇の隙間から吐息が漏れる。
      黒須の舌先が滑り込む・・・それを手繰るようにして丁寧に舌先で撫でる。
      絡まる舌先の動きが波紋のように背筋を伝い、
      爪先から髪の先まで刺激を伝播する。
      滑らかな舌を甘噛みするたびに黒須は膝を震わせ、
      今にも崩れ落ちてしまいそうだ。
      それでも必死で自分の首にしがみついてくる黒須が、
      なんだか子供のようで、可愛らしい・・・
      
      伊賀は丹念に唇を愛すと、そのまま頬から耳元へと唇を滑らせ、
      耳朶をゆっくりと柔らかく包み込む。
      舌先で何度も耳朶や軟骨の輪郭をなぞり、
      鼓膜の奧にわざと水音を響かせ、聴覚を刺激する・・・
      「ん・・・ふぁ・・・」黒須は苦しそうに濡れた吐息を漏らす

330  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 23:18 ID:8ech4xw9
      伊賀×黒須(15)
      **************************
      ・・・震えてる?
      
      首に掛かった黒須の腕が震えている。
      先刻まで必死に襟元を掴んでいた指先が小刻みに伊賀のうなじを這う。
      その指先の動きが伊賀の心を乱すとも知らずに・・・
      「ぁ・・・んっ」時折洩れる切なげな吐息が伊賀の耳元を撫でる。
      
      それでも伊賀は愛撫をやめない。
      
      もっと聞かせて欲しい・・・甘く切ない声を・・・吐息を・・・
      それがあなたの感情を確信させてくれるから・・・。
      高鳴る鼓動・・・愛おしさが胸を締め付ける。
      
      伊賀は耳たぶを愛撫したまま、黒須を抱く腕を胸元へ滑らせる。
      なだらかなラインにそってその柔らかさを確かめるように・・・
      「んん・・・っ」押し込めていた喘ぎを吐き出すかのように、
      黒須の躰が一瞬しなる。その直後膝の力が抜け、崩れ落ちそうになった。
      
      伊賀に腰を支えられながらゆっくりとフロアに沈む・・・

331  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/22 23:22 ID:8ech4xw9
      伊賀×黒須(16)
      **************************
      伊賀は黒須を組み敷くように、フロアに寝かせると、
      唇を黒須から離し、腕をついて距離を保った。
      黒須の結い上げた髪は既に崩れ、フロアの上に幾本もの川を作っていた。
      瞳を閉じ、吐息を漏らしながら指先だけは必死で伊賀の袖を掴んでいた。
      そっと顔を寄せると、互いの髪が触れ合い、
      なんだか感情までもがくすぐられてるようだ・・・
      
      再びゆっくりと唇を重ねる。
      互いを噛み合うように・・・味わうように・・・
      何度も唇を触れ合わせ、舌先を繋げた。
      「ん・・・はぁ・・・」
      時折洩れる吐息も全て漏らさないようにと、
      二人は互いの呼吸をも吸い尽くすように深く唇をあわせた。
      
      ・・・酸素なんていらない・・・窒息してもいい・・・
      そして深く、永いくちづけ・・・。

332  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/22 23:49 ID:PR77W7wG
      伊賀フェチたんのUP
      キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 
      あああ細かい描写が(・∀・)イイ! 
      しかもフロアですか!フロアぁ〜!
      伊賀くんの今後の攻めぶりに期待してます〜
      
      >最近私ら2人で盛り上がってるのかしら? 
      何人かが感想を書き込んで下さっていますので
      それは無いかと思います。多分⋯
      
      皆さんPCのまえでワクワクしながら
      読んでくださっているのかしら?
      ちと心配でつ(´・ω・`)

333  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/23 00:13 ID:AioWqZXK
      >>332
      275タン、そりゃもうワクワクですわ。
      ぜんぜんしらけてなんかいませんよ〜!
      (゚д゚)ウマーです。ハァハァ(;´Д`)してまつ。

334  名前:333  メール:sage  投稿日:02/10/23 00:14 ID:AioWqZXK
      おっと、あたしゃなにげにゾロ目。

335  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/23 00:33 ID:MHQl/dEr
      >>323
      確かに・・・今日「忘却シリーズ」探しに行ったが、
      「動物の〜」すら置いてなかった。
      あたしが高校生くらいの時は結構置いてあったのになぁ。
      古本屋まわりま〜す。

336  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/23 20:05 ID:YXFneTiO
      なにを仰いますやら御二方!毎日PC立ち上げるたびに(朝晩)
      チェックして、続きが載ってたら朝の用意ももどかしくハァハァしてます。
      
      何て言うか、伊賀君何気に詩人だよ〜。ハァハァ
      照れるオーナー可愛い。ハァハァ

337  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:08 ID:J+wVyxES
      最近昼間も妄想モードの275でつ(´A`)
      
      ネタを忘れない様にと会社のPCでコソーリと
      打ち込んでいたりするのですが
      見つかったらと思うと⋯((;゚Д゚)ガクガク(w
      ネタが詰まったフロッピーを持って帰るとき
      「なんかあったらまさに『積み荷を燃やして』状態だな」
      なんて思ったりする自分に鬱でつ⋯(-_-)
      
      >335伊賀フェチさん
      『動物の〜』は文庫版が出ているから、もしや単行本は絶版か?
      『忘却シリーズ』は古いからなぁ⋯・゚・(つД`)・゚・
      高校生の頃そろえたの、嫁入り時に捨てなくてヨカータ(w
      
      >333.>336さん
      ありがとうございます
      >伊賀君何気に詩人だよ〜。ハァハァ 
      読み返してみたらたしかに、伊賀くん詩人だ〜
      そろそろ佳境に入る所なのだが
      どうやって『コト』に持っていこうかと思案ちうです

338  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:10 ID:J+wVyxES
      そんな訳で、昨日の続き↓
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      次の瞬間、ふわっとした感触が観の胸の中に飛び込んできた
      黒須は頬を摺り寄せ、肩に頭を乗せ、その細い腕を観の背中に回し
      ぎゅっと抱き寄せ、全身で彼の体温を感じ取ろうとしている
      
      「伊賀くん⋯あった、かい」
      
      肌と肌が直接触れ合い、観も黒須の体温と鼓動を観じていた
      きっと彼の鼓動も彼女に伝わっているのだろう
      観も背中に手を回し、黒須の腕に引っかかっているバスローブを
      するっと剥ぎ取った
      黒須は手を観の腰にかけ、下着ごとGパンを一気にずり下げる
      そして照れくさそうな笑顔を観に向けると
      観の額に自分のそれを「こつっ」とぶつけた
      
      「⋯フッ⋯」
      「くすくす⋯ふふ⋯」
      
      まるでお見合い状態。思わず吹き出してしまう
      そのまま絡まるように抱き締め合う。二人を遮るものはもう、何も無い
      観は前へ少しずつ体重をかけていき黒須と共にベッドの海へ、沈んだ

339  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:14 ID:J+wVyxES
      「ふうっ⋯あっ⋯伊⋯賀⋯く⋯んっ」
      
      しなやかな肢体にキスの雨を降らせる度、切ないため息があがる
      その声を聞くごとに観の心は熱くなり、いっそう燃え滾る
      何故こんなに⋯感情が溢れ出るのだろう
      先程飲んだワインのせい?僕は酔っているのか⋯いやまさか
      それほどの量は飲んでいないはずだ
      
      『人間自分の感情に素直になるのが一番よ』
      
      黒須が囁いた言葉が観の頭で反芻する
      これが、僕の、感情?
      それが自分の本心なのかどうか、すでに考えられる状態ではなかった
      目の前にいる女性。黒須を愛おしいと思った。抱きたいと思った
      ⋯自分のものにしたいと、思った
      

340  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:15 ID:J+wVyxES
      独占欲と征服欲
      今、観を動かしているのはその二つの感情
      そのすべてを解き放し、感情のままに観は黒須を攻め続ける
      キスを少しずつ下部へずらしてゆく。耳元から首へ、首から胸元へ
      そして胸の谷間にそって舌を這わせ、臍の下辺りを唇の先で啄む
      柔らかな乳房をそっと掴み、隆起した先端の周りを
      指で擽るような愛撫を繰り返す
      
      「ふ⋯うぅん⋯あ⋯あぁ⋯やぁ」
      もっと、もっと、乱れて、下さい
      僕の、腕の中、で⋯
      
      観のもたらす快楽に閉ざされていた膝ががくがくと震え、割れていく
      それに気づいた観は胸を愛撫していた右手を外し、内股をなで上げる
      黒須の体がびくっと波打ち、声はいっそう切なさを増す
      観は両手で膝を持ち上げ足を大きく開く
      彼女の泉は、すでに十分すぎるほど潤っていた

341  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:18 ID:J+wVyxES
      「いやぁ⋯あああっ⋯みな⋯いで、よぉ」
      「ダメです。見せてください⋯全部」
      
      羞恥心で真っ赤になった顔を必死に隠そうと、手で顔を覆う黒須
      観は黒須の膝を抱える様にしてから
      手を延ばし彼女の手首をつかみ引っ張った
      そこに表れたのは、いつもの気丈な黒須では無い
      押し寄せる甘い快楽の波に身を漂わせ、熱に浮かされたような喘ぎ声を
      ため息の様にあげて、恍惚の表情を浮かべている愛しい女性
      
      それを見た観の胸を、きゅっと締め付けられるような感触が襲う
      「キレイです。とても⋯だから⋯」
      
      自分の手で導いてあげたい。さらなる絶頂へ
      観は黒須の手首をつかんだまま腰を落とし、彼女の秘所へと顔を近づける
      蜜を湛えた泉に唇をつける。舌で押し広げて奥へ、奥へと進んでいく
      観の舌が肉襞の、敏感な部分を刺激する。甘く潤った蜜を吸う
      
      「ん⋯んふぅっ⋯あ⋯あぁ⋯はぁ⋯も⋯お⋯」
      
      顎を反らして声を上げる黒須
      身をよじるも腕を捕まれているため抵抗が出来ない
      彼女は彼の腕の中で、必死にもがいている囚われの蝶
      甘い甘い悦楽の世界から逃げ出すことは、出来ない

342  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:19 ID:J+wVyxES
      今日はここまでです
      なかなか核心(wに進むことが出来ない
      さぁてここからどうやって話を持っていこうかしら⋯
      
      また明日も妄想モードだな(´д`;)ハァハァ

343  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:48 ID:YXFneTiO
      >「いやぁ⋯あああっ⋯みな⋯いで、よぉ」
      >「ダメです。見せてください⋯全部」
      
      ↑ちょっとここが鬼畜な伊賀君萌え〜(´д`;)ハァハァ
      
      

344  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:49 ID:f225W2+4
      275タン乙です。
      動物の〜は単行本で全巻持ってるんでその辺は大丈夫なんですが、
      文庫版が出ると、単行本は絶版になっちゃうのかな?
      近所に古本屋がなくて泣きそ・・・あぁ忘却シリーズはいずこに・・・
      週末買い出しにいくべしだな。

345  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/23 23:56 ID:f225W2+4
      伊賀×黒須(17)
      **************************
      永い口づけを交わし唇を外すと一筋の糸が引く・・・
      伊賀はそのまま首筋に潜り込み、撫でるように舌を這わせる。
      
      鼻先をくすぐる彼女の香り・・・いつもの香水と体臭とが
      入り混じったような甘い香り・・・
      味覚と、そして嗅覚と・・・全てで彼女を感じている。
      そして・・・僕の全てを彼女に感じて欲しい・・・
      
      首筋から耳元を愛撫し、赤い道筋を付けながら、
      指先は柔らかな彼女の双丘に触れる。
      決して大きいとは言えないその双丘をゆっくりと
      揉みしだくと、布越しに突起を感じる。
      耳朶を甘噛みしながら、そっと固くしこった芽を指先でなぞる・・・
      「はぁっ・・・ん・・・」
      黒須の指先に力が入り、伊賀の背中を締め付ける。
      けれど・・・その指先の力が伊賀を後押しする。
      
      舌先を耳の中へ滑り込ませ、溝を愛撫する。
      「ん・・・あぁ・・・」
      黒須の指先が背中に食い込む・・・・それでも伊賀は止めない。
      全ての感覚で感じて欲しいから・・・

346  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/24 00:00 ID:WajW6zru
      伊賀×黒須(18)
      **************************
      「ぁ・・・はぁっ・・・」しなる背中を抱きしめ、
      胸元のボタンに手をかける・・・
      一つ目のボタンを外したところで、
      黒須が固く瞳を閉じているのに気が付いた。
      ボタンにかけた手が止まる・・・
      
      躊躇いと戸惑い・・・けれど感情の波は止まらない・・・
      
      黒須の瞳が薄く開く・・・小さく微笑むと、伊賀の背中から腕を外した。
      黒須はその手を伊賀の首元に伸ばすと、タイを外し、
      そのまま胸元に手をかけた・・・
      ベストのボタンを外すそのたどたどしい動き・・・
      伊賀は照れながらもその行為に勇気づけられる・・・
      
      黒須の胸元のボタンを再び外すと、白い肌が露わになる。
      手のひらを鎖骨に這わせ、肩までブラウスを広げる。
      陶器のように滑らかな肌、首筋から肩までの曲線、
      喉元から流れる鎖骨のライン・・・
      
      綺麗だ・・・強さの中に秘められた繊細さ・・・
      
      いつの間にか、伊賀のベストもシャツのボタンも外されていた。
      黒須はその指先で不器用に伊賀の肩からベストとシャツを
      脱がそうと必死だ。
      伊賀はそんな賢明な彼女を見るのが好きだった・・・

347  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/24 00:32 ID:WajW6zru
      275タンの>独占欲と征服欲の伊賀君に萌え〜
      職場で書いてるとはいい度胸だ(藁
      見つかったら洒落にならないね。気をつけて・・・
      
      私の方もなかなか核心に迫れずじれったいですね。スマソ
      
      今日はこの辺で・・・おやすみなさい。
      

348  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/24 23:32 ID:VUdhswjE
      >343さん
      やっとサディスティックな伊賀くんになってきました
      彼は眼鏡を外すと豹変する⋯なんてね(・д・*)モエー
      
      伊賀フェチさん
      >職場で書いてるとはいい度胸だ(藁 
      いやいや。さわりの部分だけですよ
      あとは思いついたシチュエイションとか台詞とか⋯
      これは流石に紙に書いておく訳にはいかない(w
      
      昨日UP分の
      後半の服を脱がすあたりの表現(・∀・)イイ! です
      私の方はその辺りを避けたくって
      黒須バスローブにしちゃったし⋯(´・ω・`)
      
      では今日の分UPしまつ〜(´д`;)ハァハァ

349  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/24 23:35 ID:VUdhswjE
      「ふあぁ⋯あ⋯も⋯もう⋯やめて⋯」
      
      よがるように頭を振る黒須
      しかし観はがっちりと掴んだ手首を決して離そうとはしない
      その代わり手首の内側の腹を指でなぞる様に愛撫し始めた
      感じたのだろうか、黒須の肢体がビクッと震える
      
      寝乱れてシーツに広がる艶やかな髪は
      蝶が羽根を広げる様子を思わせ、それは黒須を淫猥な女神に
      変身させる演出をかもしだしていた
      泉から尽きることなく湧き出でるしっとりとした蜜を
      観はその舌で絡め取りゆっくりと味わう。女神の味を
      
      「ふうぅ⋯ん⋯あ⋯あた⋯し⋯あたし⋯は⋯」
      
      次第に黒須の肢体から力が抜けていく
      ぐったりとベッドに身を投げ出し時折ピクッと肩を震わせ
      黒須は甘美な快楽の世界に陶酔していた
      視点の定まらない瞳にはうっすらと涙すら浮かんでいる
      舌をずらして今度は黒須の一番敏感な部分を攻め立てた
      そっと外した左手で包皮をめくりあげ、露わになった真珠を舌の先で突つき
      唇の先に含ませる。右手も外し、泉の中心部へ指を這わせた
      いやらしい音と共に泉からあふれ出す蜜
      
      その音は一層、二人の意識を快楽の渦へ引きずり込む

350  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/24 23:36 ID:VUdhswjE
      「いっ!⋯はぁあ⋯あた⋯し⋯もぉ⋯は⋯い⋯い⋯」
      
      肢体をしならせ、二度目の絶頂を迎えようとしている黒須
      観の指を締め付ける強さが、それを証明している
      しかし観はその寸前で動きを止めた。唇を離し指を引き抜く
      指先にまとわりついている蜜がルームライトの光を受けて
      てらてらと妖しく輝き出す
      
      「⋯な⋯んで⋯?」
      「『やめて』って言ったじゃないですか」
      
      観は顔を上げ、黒須の肩をつかんで引き寄せ、瞳をのぞき込む
      いつもは眼鏡の奥にクールな眼差しを湛えている彼
      今日は違う。情熱を秘めた其れで彼女の心を射抜く
      
      「『やめて』欲しいのではないのですか?」
      「ち⋯ちが⋯」
      
      黒須は言いよどんだ
      判っている。自分が本当にして欲しいこと。望んでいること
      私は、伊賀くんに⋯彼に⋯
      目を伏せて彼の視線から反らす。心臓がどくどくと早鐘を打っている
      恥ずかしすぎる。私はこんなことを望んでいるなんて⋯

351  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/24 23:39 ID:VUdhswjE
      逃げるように視線を逸らした黒須の顎を掴み、再び自分を見つめさせる
      
      「では、どうして欲しいのですか?」
      
      畳みかけるように観は黒須に問いた
      判っている。彼女が本当にして欲しいこと。望んでいること
      でもそれは彼女の口から直接言って欲しい
      二人の躯が、心が一番近づくことが出来る。その方法を
      そうでないと僕は、不安だから⋯
      
      「は⋯あぁ⋯伊賀⋯くん⋯あなた⋯が⋯あ⋯あの⋯」
      
      その台詞を口にしかけるが、どうしてもためらいが拭いきれない
      言えずに黙り込んでしまった黒須を、観はもどかしい気持ちで見つめていた
      彼の塊は、はち切れんばかりになっている
      本当は今すぐにでも、自分自身を貴女の泉に沈めたい。でも⋯
      観は躊躇していた。本当にこのまま一線を越えてしまっていいのか
      ぎりぎりの所で臆してしまっている自分がいた
      
      口にして欲しい⋯その気持ちを。直接、確かめたい

352  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/24 23:42 ID:VUdhswjE
      結局は自分の殻を破ることが出来ない。そんな自分にいらだちを感じ始める観
      黒須をかき抱き頬をすり寄せる。いらだちを隠すように深く口づけを交わす
      
      欲しいんだ⋯貴女が⋯でも⋯僕、は⋯
      
      彼の塊が下腹に触れる。ふと我に帰った黒須
      
      欲しがっているのね⋯伊賀くん⋯私、を⋯
      
      彼が望めばそれはすぐに手に入るのに
      きっと彼は、待っているんだ。私の一言を
      だって彼は、そういう人、だもの⋯
      黒須は意を決して観の耳元に唇を寄せ、そっと囁いた
      
      「伊賀くん⋯が、欲しい⋯の」
      
      殻を破って。解き放って。自分のすべてを⋯
      
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      以上です
      あ〜やっとココまできました(w
      なんだかどんどん文体が変わってきたような気がする⋯

353  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/25 02:30 ID:HujyFmru
      >352の最後の文
      
      いやいや、い〜い感じに慣れてきてます。
      オーナーの声、勝手に想像してるけどエロくて(・∀・)イイ!
      
      275さんは脳にキて、伊賀フェチさんは(想像の中で)視覚的に迫るので
      二人とも重なってなくて良いですね〜。(あくまでも私の視点ですので
      気に障ったらスマソ)
      

354  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/25 23:36 ID:UUlMW4XV
      鴫子&雁子姉妹の話が読みたい
      大家の息子×雁子とか

355  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/26 00:06 ID:czYjjvjI
      伊賀フェチさんのUPは無かったのね(TДT)
      忙しいのかしら?
      
      >353さん
      >オーナーの声、勝手に想像してるけどエロくて(・∀・)イイ! 
      たはは⋯照れまつ(・д・*)
      気の強い女性の感じているシーンは、萌えですね
      
      妄想の世界だから、きっと脳にズンズン(w来るのでしょうか?
      
      >354
      『林檎でダイエット』の姉妹ですよね?
      佐々木先生の初期の作品で一作ってのも
      (・∀・)イイ! ですね
      
      その前に先にこっちを終わらせないと
      オチは完成しているのに、コトの部分がなかなか⋯
      今『生みの苦しみ』の真っ最中でつ⋯(´・ω・`) 

356  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/26 00:07 ID:czYjjvjI
      「⋯いいん、ですね」
      
      観の問いに、真っ直ぐに彼を見つめる黒須の瞳が頷く
      その視線を離すことなく受け止める
      意を決し、自分自身を彼女の泉の縁にあてがう
      
      「⋯っ!」
      
      観の情熱の熱さを感じ、黒須の肩がビクッと震える
      そのままの姿勢で、彼女の縁を上下に撫でつける
      黒須は目を固く閉ざして、襲い来る刹那の快楽を甘受している
      
      そして⋯少しずつ、ゆっくりと、彼女の膣へ彼自身を押し進めていった
      
      「んっ⋯!あ⋯はぁ⋯あぁあ!!」
      
      黒須の身体は反り返り、快楽の叫び声をあげる
      観は自分自身をしばらくは動かさず、つながった状態の余韻に浸っていた
      やっとたどり着いた彼女はとても柔らかく、暖かい
      そこは観を優しく包み込むように、受け入れてくれる
      
      「⋯くぁ⋯っ」
      
      思わず声を漏らす観。全身を痺れさせるような快楽が襲いかかってくる
      『も⋯ぉ⋯僕、はっ!』
      観の頭の中で、最後の理性が今、弾け飛んだ

357  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/26 00:09 ID:czYjjvjI
      次の瞬間、弾けたように動き出した
      肉襞を擦り上げ、抉るように黒須の膣を攻め上げていく
      黒須の二の腕をつかみ、自分に押しつけるように引き寄せる
      
      「んっ⋯んうっ!⋯ああっ⋯はぁあ⋯あん⋯あぁ⋯」
      
      黒須はそれを待っていたかの様に、上擦った嬌声をあげている
      彼女の膣は彼の塊に吸い付くように絡まり、それは彼を一層激しく燃え上がらせた
      観は黒須の背中に手を入れ、自分の方へと引き起こす
      
      「⋯こっち、来てください」
      「っ!⋯いやぁあぁっ!⋯やんっだめぇっ」
      
      繋がったまま黒須の上半身を無理矢理引き起こすと
      自分の上にのせて、抱え込むように抱き寄せる
      突然、女性上位にされてしまった黒須は動揺を隠せず顔を背けてしまう
      観の顔をまともに見ることが出来ないでいた
      そんな黒須の頬を両手で包み込み、自分の方へ向けさせ唇を貪るように吸う
      
      「んっ⋯ふうっ⋯はあ⋯う⋯」
      
      黒須は観の髪を指に絡ませながら、それに応じている

358  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/26 00:11 ID:czYjjvjI
      スマソ!今回はココまで!(TДT)
      こっからどうやって話を進めようかマジ悩んでいます
      
      土日でなんとか終わらせられれば⋯終わるのか?

359  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/10/26 00:37 ID:p6jVVzFT
      保守あげ

360  名前:名無しさん@ピンキー   メール:sage  投稿日:02/10/26 02:51 ID:uItJrB4u
      275さんって某少女小説の「△の蜃○楼」とか好きじゃないですか? 
       佐々木倫子とは全然ジャンルが違うんですけどなんとなく文体とかが・・・。 
       思わず伊賀君が直○に見えてきてしまった。 
       全然違ってたらすみません。というか違う確率の方が高いだろうなぁ。

361  名前:275  メール:  投稿日:02/10/26 22:42 ID:dXjWgmD7
      執筆中の275です
      
      >360さん
      スミマセン、それは好きじゃないでつ⋯
      そうか、似ているのか
      
      ボーイズラブに傾倒する前のコバルト文庫は好きでした
      氷室冴子とか新井素子とか鳴海丈あたりかな?

362  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/10/27 00:26 ID:O7/uQWrI
      >>361
      275さんが30歳以上でなくてもこのスレは楽しめるよ。↓
      
      http://natto.2ch.net/test/read.cgi/middle/1035601325/l50
      【小説】30代以上のコバルト文庫【ジュニア】 

363  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/27 12:31 ID:d8k+sJvF
      うp遅くてスマソ。
      仕事が入って・・・
      
      275タン乙でつ。
      女性上位だなんて黒須さんらしい感じがするので・・・
      鼻血出そうになりました。

364  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/27 12:35 ID:d8k+sJvF
      伊賀×黒須(19)
      **************************
      背中に手を回し、ブラのホックを外すと、
      ブラウスと一緒に腕からそれらを外す。
      
      冷静な自分はもうどこかへ消えてしまった。
      欲望だけじゃない・・・愛情も・・・僕を後押ししている・・・
      
      首筋に指先をなぞらえる、そのまま鎖骨のラインに沿い、
      そして小振りな双丘の一つを包む。
      唇で、もう片方に口付けをする。
      指先でその固くしこった芽を摘むと黒須の肢体が弾む。
      そして舌先で丁寧に片方の芽も摘む・・・
      輪郭を丁寧になぞり、そっと吸うと黒須の躰は更に弾む。
      「ふ・・・ぁっ!」黒須の甘い吐息が耳元をくすぐる。
      それは伊賀の鼓膜を叩き、全細胞に呼びかけ、そして覚醒させる・・・
      
      黒須の腕は必死に伊賀の背中に絡みつく・・・
      背中から指先の温もりが伝わる・・・
      舌先で転がす・・・唇で甘噛みする・・・
      そしてまた輪郭をなぞり吸い取るように・・・
      花と戯れる蝶のようにそっとそっと優しく味わう・・・
      「ぁあっ・・・ふ・・・んんっ・・ぁっ」
      鼓膜に届く湿った吐息が徐々にうわずり、
      黒須の胸も、そして伊賀の胸も早鐘を打っているのが分かる。

365  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/27 12:38 ID:d8k+sJvF
      伊賀×黒須(20)
      **************************
      胸の鼓動を互いに感じ取りながら二人は視線を絡ませた。
      了解を得るように、互いの気持ちを確認しあうように・・・
      
      そして唇を重ねながら片手でスカートのホックを外した、
      腰を浮かせスルリと脱がせると白い脚線が伸びる。
      ショーツ一枚になった彼女のその白い肢体はとても繊細で、
      いつもの態度に比べて随分華奢な印象を受ける。
      
      再度口付けを交わすと、片方の手で双丘を包み、
      もう片手で腿からそっと足の付け根のラインに指先を滑らせる。
      必死に閉じるその脚の間に指を滑り込ませ、
      ショーツ越しのそこに触れると、既に濡れた温もりを感じる・・・
      ツツと指でなぞると黒須の背中が小さく跳ねる。
      「ぁあっ・・・」
      ショーツ越しに何度も指先でなぞる・・・
      その度に黒須の唇が震え、湿った吐息が洩れる。
      「ふ・・・んんぁっ」固く閉じた脚が小刻みに震え
      力を失いかけている・・・
      ショーツ越しに芽を探し当てると、そこは更に湿り、
      黒須の吐息が加速する。
      「はぁ・・・んんっはぁっあぁっ!」小さな芽を摘み、丁寧に撫で上げる。
      ビクビクと脚を震わせ、無抵抗に与える快楽の波に
      呑まれているようだった・・・
      「はぁっはぁっ・・・」黒須の呼吸は乱れ、皮膚は粟立ち、
      肌には幾つもの水滴が浮かんでいる・・・
      瞳は閉じたまま苦しげな表情がたまらなく愛おしい・・・

366  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/27 15:45 ID:bnj9PQ8U
      ぐはぁっ!伊賀フェチさんだぁ
      お待ちしてました〜っ!(*´д`*)
      積極的な伊賀くん好き好き萌え〜っ!!!
      
      ウチの方は、全然進んでないでつ(TДT)>続き
      なんかどんどん伊賀くんが違う人格になっていく
      イメージ壊しちゃいそうで、いいのかなぁ⋯

367  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/27 22:18 ID:h/ngvg7l
      続きです
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      二つの接合部から絶えず続いている卑猥な水音
      それは二人を快楽へと導く狂想曲
      このまま永遠に時が止まって欲しい
      快楽の泉に溺れて沈んで行っても構わない
      二度と浮かび上がれなくなっても僕は⋯
      観は、長い髪を踊るように揺らしながら自分を受け入れている黒須を見つめ
      快楽で痺れた頭の隅で、そんなことを思っていた
      
      唇から首筋へと舌を這わせ、胸元に辿り着く
      肩をつかみ胸を逸らさせて、目の前にある二つの頂の間に顔を埋める
      黒須の腰を抱き、激しく上下に揺さぶる。胸の突起に口づけて、吸う
      情熱を帯びた彼の行為のすべてが、黒須をさらなる高みへと導いていく
      
      「はぁ⋯ああぁ⋯あぁ⋯もう⋯お願⋯い」
      
      観の肩にしがみついている黒須の動きに小刻みな揺れが加わる
      絶頂が近づいていることを察した観は、黒須を再びシーツの波に横たわらせ
      その上に覆い被さった

368  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/27 22:27 ID:h/ngvg7l
      腕の中で荒く苦しげに息をついている黒須
      観の動きもまた、激しくなる
      二人一緒に一つの場所へ往ける。そう思うだけで観の心は幸福感で一杯だ
      そして黒須もまた、彼と同じ思いだった
      
      「い⋯伊賀く⋯いっ⋯きゃ⋯あああ⋯っ!」
      「⋯オーナー⋯ぁっ!」
      
      しがみついている黒須の腕の力が一層強くなり、びくびくと痙攣をしている
      観も力一杯黒須を抱きしめる。そして二人は一番の高みへ⋯
      
      彼女の膣へ、自分のすべてを解き放す
      
      甘い到達感とけだるい脱力感に襲われ
      観は崩れ落ちるように黒須の上に倒れる
      そして、優しく包み込むように彼女を抱きしめた
      
      抱き合ったまま二人、行為の余韻を楽しむ
      そのまま今度は、眠りの世界へ⋯

369  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/27 23:33 ID:5i5Xga8j
      ハムテルと菱沼さんはどうなったのかなあ・・・

370  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/28 12:18 ID:EBihaUfF
      お二方共乙です〜
      どんどん伊賀君が鬼畜っぽくなっていくのがハァハァ萌え〜
      
      rollさんの続きは⋯?

371  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/10/28 21:09 ID:Tx/k+x3/
      roll様ご光臨あげ〜〜〜〜〜!
      伊賀フェチ様&275様は神!あげ〜〜〜〜〜〜!

372  名前:371  メール:  投稿日:02/10/28 21:11 ID:Tx/k+x3/
      ご光臨のあと「祈願」が抜けていた。すまそ。

373  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:02 ID:9c7yVCqJ
      ご声援有り難うございます>370-371さん
      rollさんの続きも気になりますが、焦らずに待ちましょう
      
      えっと、あんまりダラダラ続けているのもなんなので
      ここいらで一旦締めます(まだ途中書きですが⋯)
      続きも考えていたりするのですが、また機会があったら
      書いても良いかな?と思っていたりして

374  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:08 ID:9c7yVCqJ
      〜エピローグ〜
      
      鬱蒼と生い茂る木々が、傾きかけた日の光を遮る
      木漏れ日が観のほほを照らす
      
      −夕方
      観は一人ロワンディシー前から墓地へと続いている石畳の掃除をしていた
      落ち葉を履く規則的な箒の音。掃いても掃いても落ち葉は舞い降りてきて
      観の仕事を増やす手伝いをしている
      秋という季節柄。仕方ないのだが⋯
      
      『綺麗にしておかないと五月蝿いからな。うちのオーナーは⋯』
      
      オーナー⋯黒須仮名子
      その名前を頭に思い浮かべただけで頬が、身体が熱くなる
      自分の意思とは関係無く思い出してしまう、つい半日程前の出来事
      交わす口づけ、触れる肌と肌。そして二人一緒に⋯
      
      『一線を、越えてしまった』
      
      思わず口に手をあてる。石畳を掃く箒の手が止まる
      顔どころか耳たぶまで赤くなっているのが
      自分でもわかってしまう
      どうしてあんな事になってしまったのか⋯自分でも判らない
      おまけに最後、僕は⋯

375  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:09 ID:9c7yVCqJ
      −数時間前
      まどろみの中から目を覚ますと、そこには見慣れぬ風景が
      隣に気配を感じてふと目をやると、黒須が生まれたままの姿で
      すうすうと安らかな寝息を立てているではないか
      
      『⋯っ!お⋯オーナー?ぼっ僕はなんでここに⋯』
      
      一瞬、夢の続きかと思った。が
      かすかに触れている身体の熱さが、それが現実のモノだと言うことを表している
      深呼吸して意識を冷静にしようと試しみる
      そして、霧が晴れる様に少しずつ記憶が蘇ってくる
      二人の間に行われた一夜の秘め事
      観は黒須を組み敷き、黒須は観を受け入れた
      甘くそして深く愛しあう。つかの間の逢瀬。柔らかな彼女の肌⋯
      
      『⋯なんて⋯ことだ⋯!』
      
      観を罪悪感が襲った。夫婦どころか恋人同士でもない女性と僕は⋯
      そう思った途端いたたまれなくなる観。まともに黒須の顔を見る事が出来ない
      
      服を着て、黒須を起こすことなく部屋を去った
      −いや、一応起こしたのだが一寸やそっとでは起きない位爆睡していたので
      起こすのをためらっているうちに始業時間が迫ってきたため
      やむを得ずその場を去った。と言った方が正解なのだろう
      
      サイドテーブル上に『ご免なさい』と走り書きしたメモを残して⋯

376  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:11 ID:9c7yVCqJ
      『本当はただ逃げたかっただけなのかもしれない⋯僕は、卑怯者だ』
      
      どうしてその場を去ってしまったのか
      黒須を(無理矢理でも)起こして土下座してでも謝るべきでは無かったのか?
      観は責任という重圧を今更ながらに感じていた
      
      『今日、オーナーが来たらまず、謝ろう』
      
      許していただけるとは思わない。が、それが自分なりの筋の通し方
      再び箒を握りしめ掃除の続きに取りかかろうとした、その時
      
      「おはよう。伊賀くん」
      
      聞き慣れたその声に、心臓がどくっと反応する。思わず振り返る観
      木漏れ日を全身に受けて、その女性−黒須仮名子−は、石畳を歩いてくる
      洗練されたデザインのスーツ。程良いバランスの化粧。きちんとブロゥされた前髪
      それはいつもと同じ、なんの変わりもないオーナーだった
      
      「お⋯はようございます⋯オーナー」
      
      ぎこちなく応える観。やはり顔を見ることが出来ないでいた

377  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:12 ID:9c7yVCqJ
      ヒールの音が段々と、近づいてくる
      そして、観の目の前で止まった
      
      「⋯熱でもあるの?顔が赤いわよ」
      
      そういって黒須は観の顔をのぞき込む
      自身の左手で肩をつかみ、右手で観の前髪を掻き上げ
      現れた額に自分のソレを『こつんっ』とくっつけた
      
      逆らう間も与えて貰えず、いきなりの行為
      突如、観を襲う記憶のフラッシュバック!
      
      昨夜、同じ事を黒須は観にした
      生まれたままの姿で、お互い額と額を寄せ合い
      二人密やかに微笑みあった
      そのシーンが観の脳を襲来する。何度も、何度も⋯
      
      「⋯だっ⋯大丈夫。です⋯平気で⋯す」
      
      思わず後ろに飛びすさる観
      多分、今の自分は顔どころか全身真っ赤になっているであろう⋯

378  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:14 ID:9c7yVCqJ
      すまん、今日はここまで
      明日には終わらせたいと思います
      
      では伊賀フェチさん、頑張ってください〜

379  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:17 ID:lpdN9RTJ
      伊賀×黒須(21)
      **************************
      ショーツに手をかけ、スルリと片足から外す・・・
      そしてもう片足から外すと、一糸纏わぬ姿になる・・・
      
      白熱灯の暖かな光が薄く灯るホールの中でも
      そのしなやかな体躯は艶美に白く、眩しく、伊賀の心を潤していた。
      
      伊賀の心には既に羞恥心などという言葉は無かった。
      ただ、目の前の愛すべき人を抱きしめたい、という
      単純で、純粋で、無垢な感情だけが存在していた。
      
      黒須は恥ずかしさからか、脚を再度固く揃え、
      瞳をきつく閉じそれに耐えていた。
      必死に体をよじらせて体を隠そうとするいじらしさ・・・。
      
      体のラインが滑らかな曲線を描く・・・
      伊賀は体を隠そうとする黒須の腕をそっと手前に引き寄せ、
      その細くしなやかな指先を口に含んだ。
      指先が口腔内で踊る・・・
      指先の細やかな神経を刺激するようにゆっくりと丁寧に舌先で舐めるだけで
      黒須は何度も吐息を漏らす。
      「っはぁっぁ・・・」
      残された黒須の片手はかろうじて意志を持ち、
      必死に伊賀のタブリエの紐を解いている。
      固く結んだ紐を解くと、黒いタブリエが黒須の体に掛かる・・・
      
      それで幾分恥ずかしさが紛れたのか、黒須は四肢の力を抜いた。
      伊賀はそれを見逃がさなかった・・・

380  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:19 ID:lpdN9RTJ
      伊賀×黒須(22)
      **************************
      力の抜けた脚に再び滑り込んだ。
      「あぁっ・・・」
      黒須の温もりを直に感じる。
      ねっとりとしたその温もりを感じながら、そっと漆黒の茂みを
      掻き分けて芽を探し当てる。
      
      ゆっくりと芽を啄むと、黒須の体は仰け反り、
      それと同時に甘い喘ぎを漏らした。
      「ん・・・あぁっん!はぁんっ」
      芽の周囲をそっと指先で撫で上げる・・・
      甘い蜜がじわりと溢れる、そして蜜によって指先は徐々に滑り、加速する。
      小刻みに芽を擦り上げる、そして円を描くように強く、優しく撫でる度に
      それに呼応するかのように黒須は甘い声を上げる。
      「ふ・・・あぁぁっんん・・っやぁ・・・ん」
      ビクビクと体をよじらせ、唇を震わせる。
      指先はその声に誘われるように溝に沿って蜜壷へ滑り込む・・・
      指先が蜜壷へ辿り着くと黒須は再度体を仰け反らせた。
      「ひぁっ・・んっ」
      蜜壷は甘い蜜で溢れかえり、待ちきれないように脈打っていた・・・
      優しく締め付ける蜜壷から蜜を掻き出し、内壁に沿って奧まで進み、
      ある一点を丁寧に刺激していく・・・
      「っあんっ・・・んくっ・・・!!」
      指で芽と、蜜壷を一気に刺激すると、黒須はかぶりを振り、
      伊賀の背中をギュッと掴んだ・・・
      蜜は更に溢れ、指先は蜜の海に溺れながらも、刺激をやめない・・・
      包み込むような蜜壷は逆に指先をも刺激する・・・
      何度も刺激を繰り返し、息継ぎも忘れて蜜の中を泳ぐ。

381  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:21 ID:lpdN9RTJ
      伊賀×黒須(23)
      **************************
      泳ぎ疲れた指先を休め、そこへ鼻先を近づけると
      黒須は「やぁっ・・・」と声を上げた。
      恥ずかしがるように閉じようとする脚を抑え、
      伊賀は内腿に舌先を這わせ、赤い痕跡を残しながら徐々に
      沈んでいった・・・
      
      漆黒の茂みを掻き分け、そっと突起した芽に舌先を這わせる。
      柔らかな舌先で芽を押さえ、舐め上げる。
      「ひぁんん・・・ぁんはぁっ・・・んっ」
      蜜が溢れる・・・甘く刺激のある蜜を丹念に舐め取り、更に舌先で
      円を描き、縦に、横にと舌を遊ばせると、
      蜜は更に溢れ、小刻みに痙攣する・・・
      
      「やぁ・・・っん・・んっく・・・」苦しそうに濡れた吐息を
      漏らしながら伊賀の背中を掴む指先は更に力が入る。
      その力に後押しされるように、伊賀の与える刺激は速度を上げていく。
      
      黒須の指先は伊賀の背中を滑り、髪に触れる・・・
      溢れる蜜が内腿を伝う感触と、伊賀の汗ばんだ柔らかな髪の感触が
      黒須をの躰と心を更にかき乱していた。
      
      伊賀は丹念に吸い上げ、優しくそして強く芽を擦り上げると
      黒須の声が甘く上擦った。
      「んんぁっ・・・だめぇっ・・・やぁん・・・あっ・・ああっ!」
      体が弓なりにしなると同時に、しなやかな脚に力がこもる。
      黒須は伊賀の頭をグッと押さえ、動きを止める。
      「はぁっ・・はぁっ・・・だめぇもぅっ・・・」

382  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/28 23:25 ID:lpdN9RTJ
      仕事終わってないくせにうpしにきたぞ〜〜馬鹿な私・・・
      
      275タン乙です。
      もうエピローグに入っちゃうなんて〜〜
      ラストスパートガンガレ!!
      私の方はまだまだ・・・これから佳境に入ります。
      
      テンポが遅くてごめんなさい。

383  名前:名無しさん@ピンキー  メール:sage  投稿日:02/10/29 07:55 ID:ARD3LLkD
      275さん、伊賀フェチさん乙〜
      最後どういうオチになるのか楽しみにしてます>275さん
      伊賀フェチさんの伊賀君、飛ばしてますなぁハァハァ
      
      って朝からなにレスしているんだ漏れ(w
      

384  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/29 23:59 ID:Xdlvw/JK
      やっとオチまでこぎつけました
      長い間ダラダラと書き連ねてしまってすみませんでした
      もっと短い文章で終わらせられるように努力します⋯今度は(つД`)
      
      >伊賀フェチさん
      UP乙です。お仕事の方は大丈夫なんでせうか?
      >テンポが遅くてごめんなさい
      ノープロブレム!じっくりと読ませるのが
      伊賀フェチさんの文ですから⋯
      
      >383さん
      こういうオチになってしまいました(w
      少しでもHeaven?らしさが出ていればいいのですが⋯

385  名前:275  メール:  投稿日:02/10/30 00:00 ID:OHoclZhr
      「⋯くすくすくす⋯」
      
      鈴を転がしたような笑い声が、黒須の口から漏れる
      
      「そんな敏感に反応しなくてもいいじゃないの」
      「いや、あ⋯す、すみません」
      「伊賀くんが謝ることじゃないでしょ」
      「え⋯と、あの、そうではなくて、夜の⋯事、です
       本当に、すみませんでした」
      
      たどたどしい口調でようやく本題を口にする観
      そうだ、僕は昨日のことをキチンとオーナーに謝らないといけない
      
      「責任は、ちゃんと取りま⋯」
      「そうよ伊賀くん!どー責任とってくれるのよっ!」
      
      穏やかな笑みを浮かべていた黒須が、今度は突然怒鳴り出した
      観はそれを大人しく受け入れる。言い訳する気はさらさらない
      あんなことされて怒らない女性はいないだろうから
      そして黒須は間違い無く『女性』だったのだから⋯
      
      しかし彼女の怒りは観の思っていた事では無かった
      
      「これ、どーしてくれるのよっ!」
      
      そう言うや否や黒須はくるりと周り観に背中を向け
      自分の項に右手をあてると長い髪をばさっと掻き揚げた

386  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/30 00:01 ID:OHoclZhr
      現われた白い肌に赤い徴−それは観がつけたキスマーク−が幾つか残っている
      それはまるで、はらはらと舞う季節はずれの桜の花びらの様で
      観の網膜に、脳に、強烈なインパクトを残した
      
      「っ!おおおオーナー!あああ貴女は何を⋯」
      「⋯付けちゃ嫌って⋯言ったじゃないの!もぉっ!」
      「へ⋯?」
      「なぁにぃよぉ〜その言い方は!もっと他に言うべき事があるでしょう!」
      「いっいえ!その、すっ⋯すみませんでした!」
      
      黒須の怒りと気迫に押され、ほぼ反射的に頭を下げて謝る
      オーナーに怒鳴られた時にとっさに出るいつもの癖である
      しかし⋯
      
      『怒る観点が違いますよ。オーナー』
      
      心の中で密かにツッコミを入れる観
      彼女は観が首筋につけたキスの痕について怒りを露わにしているが
      押し倒してコトに至った件に付いては全く触れていない
      
      『何を考えているんだオーナーは⋯普通もっと⋯』

387  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/30 00:02 ID:OHoclZhr
      ますます黒須が判らなくなる
      元から(いろんな意味で)謎めいた女性ではあったけど
      
      「⋯ま、もういいわ。顔を上げてよ伊賀くん」
      
      辺り構わず怒鳴り散らして機嫌が直ったのだろうか
      黒須はにこやかな笑顔で観を許した
      
      「⋯今度は、私がつけてあげるから」
      「?⋯え!」
      
      さらっと爆弾発言を残して黒須はテラスへと続く階段を軽やかに駆け上がる
      動揺のあまり棒立ちのまま動けない観
      
      『ちょっとオーナー!それはどういうことですか?』
      
      はっと我にかえり、黒須を目で追う観
      その視線の先には階段の一番上で観を見下ろす黒須がいた
      自分を真っ直ぐに見つめるその黒い瞳に射抜かれてしまい
      視線を逸らすことが、できない⋯
      
      黒須は自分の右手の人差し指と中指だけ揃えて、それを自分の唇にあてる
      そして、右手首を観に向けて翻す−投げキッス−
      
      「楽しい夜を、ありがとう⋯なぁんて、ね」

388  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/30 00:05 ID:OHoclZhr
      観は、何処かの大女優が言っていたような台詞を言い残して
      ちょっと照れくさそうに店内に入ってしまったオーナーを
      ただ呆然と突っ立って見送るだけだった
      
      ⋯楽しかった。んですか⋯?
      しかも『今度は』って一体⋯それは⋯
      この状況では流石に観の冷静さも吹っ飛んでしまう
      頭の中で、先程オーナーの言った台詞が反芻されている
      
      『許してくれたってことなんだろうか⋯?』
      
      そう思うと心が少しだけ軽くなった
      自分勝手な解釈に、罪悪感残しつつ⋯だけど
      
      ⋯ざわめく木々、足下を木枯らしが吹き抜ける
      石畳に落ちている枯れ葉を巻き上げ、中に舞う
      ふと何かに気づき、観が辺りを見回す
      一纏めにしてあった枯れ葉が、ものの見事に散らばっていた
      
      「⋯せっかく集めたのに⋯トホホ」
                                      〜終わり〜
      
      ※つたない文章を読んでくださったスレの皆様、有り難うございました※

389  名前:あぼーん  メール:あぼーん  投稿日:あぼーん
     あぼーん

390  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/30 21:41 ID:4KSMIIWE
      275タン傑作でした。
      「楽しい夜をありがとう」のオチとは!?
      
      さぁうちもガンバロ〜〜まだオチまでいけないわトホホ

391  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/30 21:45 ID:4KSMIIWE
      伊賀×黒須(24)
      **************************
      黒須の唇から荒く濡れた吐息がこぼれている・・・
      肌にうっすらと汗の水滴が浮かんでいる。
      
      伊賀はそこを解放すると、そのまま内腿、膝、爪先にと唇を這わせる。
      「・・・ぁんっ」つま先に舌先を這わせるだけで、吐息を漏らす。
      黒須の全身を駆けめぐる神経が細やかに反応している。
      伊賀が焦らすように、ゆっくりとそのまま脚線を愛撫すると、
      小刻みに黒須に脚が痙攣している・・・
      黒須の指先が伊賀の髪に触れる・・・
      促されるように体を滑らせるように登る・・・
      再度口付けを交わすと、切なげに潤んだ瞳で黒須が
      伊賀の背中にすがりつく・・・
      伊賀の指先はただ、黒須の腿を這うだけ・・・
      「ふ・・・ぁあ・・伊賀く・・・ん・・・」
      今にも溶けそうに潤んだ瞳が切なげにせがんでいる・・・
      
      「何ですか・・・?」
      瞼に唇を押しつけながら焦らすように伊賀は訊ねた。
      黒須の指先が伊賀の背中を甘く引っ掻く・・・
      「やぁ・・・い・・・がくん・・・もう・・・っ」
      言葉尻を聞かないうちに唇を塞ぐと、
      伊賀は全てを脱ぎ去った・・・纏う物全てと・・・精神も・・・
      黒須の体にかろうじて掛かっているタブリエを外し、
      二人はまっさらな生まれたままの姿を見つめ合った・・・
      
      白い肌、引き締まった体躯・・・
      それが今自分の目の前にある驚きと喜び・・・

392  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/30 21:48 ID:4KSMIIWE
      伊賀×黒須(25)
      **************************
      そしてどちらともなくきつく強く抱きしめ合った。
      互いの汗ばんだ素肌が逆に密着度を増し、心地よくさえ感じる。
      虚ろな瞳で必死にせがむ黒須の秘部を再度指先でなぞると
      蜜が更に溢れかえっていた。
      「ひぁっ・・・あんっ・・・だめぇ・・・お願いっ・・・」
      
      伊賀は待ち受ける黒須のそこにそっと自身をあてがった。
      ゆっくりと・・・蜜壷へ滑り込む・・・
      「ふぁ・・・んんっあぁっ・・・」
      黒須の躰は伊賀を受け入れ、大きく弾む。
      黒須の蜜壷は産湯のように優しく伊賀を包み込む。
      絡みつくように、しがみつくように、吸い付くように・・・
      繋がりあう肉体と精神・・・
      深く、浅く・・・飽くことなく往復する躰・・・
      「はぁっ・・・んくっ・・・」
      伊賀が黒須の躰を貫く度に、黒須は苦しげに、
      甘く濡れた喘ぎをこぼす・・・
      巻き付くようにヌルリと絡みつく感触が刺激に変わり、
      神経を光速で駆け抜ける・・・
      
      繋がる感覚・・・躰が一つになる悦び・・・
      徐々に二人は加速する。
      
      「あぁっ・・・んんぁ・・・ふぁあ・・っ」
      黒須はビクビクと躰を震わせ、伊賀の汗ばんだ背中に必死に抱きつく。
      黒須の切なげな、悩ましげな表情が愛おしくて堪らない・・・
      
      自身を包み込む蜜壷は熱を持つ。
      情熱と、発熱とが一緒くたになって波のように二人を襲っていた。

393  名前:伊賀フェチ  メール:sage  投稿日:02/10/30 21:52 ID:4KSMIIWE
      伊賀×黒須(26)
      **************************
      幾度も黒須の白い肌に沈み、そして浮上する。
      「はぁんっ・・んんっ・・・ぁあっ」黒須の躰が官能にしなるたびに、
      その快楽は伊賀に伝染し、伊賀も快楽に溺れる。
      そして再び黒須へ伝染するようにと、
      互いに快楽の病を感染させあっていた。
      
      白濁する意識の中を彷徨う・・・白光・・・眩しい・・・
      それは黒須の肌の白さか・・・それとも幻か・・・
      
      自身を包む広大な海は、密度と粘度を持って、
      様々なやり方で絡みついてはほぐれ、そしてせめぎ合う・・・
      溺れていく・・・溺れていく・・・ずっと、もっと、深く・・・
      
      伊賀の額を伝う汗をそっと黒須の指先が優しく拭う。
      その指先をそっと絡め取り強く握りしめ唇を合わせる・・・
      
      「はぁっんんぁあっ・・・」黒須の喘ぎと伊賀の吐息が重なる・・・
      互いの濡れた吐息がホールを満たす・・・
      繋がり合った躰で、欲望と愛情の深淵を辿る・・・

394  名前:275  メール:sage  投稿日:02/10/30 22:03 ID:LfVU68Mp
      伊賀フェチさん乙です
      くあ〜っ!お待ちしていました
      
      >「何ですか・・・?」 
      この台詞にメロメロキュ〜(w
      私も伊賀くんにこんな風に言われて
      ミタ─wwヘ√レvv〜(´д`;)─wwヘ√レvv〜─イ
      
      >「楽しい夜をありがとう」のオチとは!? 
      そこだけは決めていたんです>オチ
      どうやってそこまで話を持っていこうか⋯
      それにかなり悩みましたね
      
      SS書くのはコレが初めてで、色々勉強になりました
      まだ機会があったらUPします

395  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/11/03 13:30 ID:VMvTLaMn
      動物のお医者さんものが読みたいハァハァ(;´Д`)あげ

396  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/11/03 13:32 ID:O/A1zsDg
      rollたん気が向いたら来てね!

397  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/11/05 21:58 ID:uZKUrxLZ
      まる2日書き込みがないのはさびしいね。
      
      

398  名前:あぼーん  メール:あぼーん  投稿日:あぼーん
     あぼーん

399  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/11/10 00:31 ID:4WrF8MsA
      見れない人のためにあげとこう。
      職人さんたちカムバーック!
      この次は「動物のお医者さん」がいいな。
      
      

400  名前:名無しさん@ピンキー  メール:  投稿日:02/11/10 01:39 ID:asxAXRh8
      動物のお医者さんでチョビ擬人化?モノがいいな⋯ 
       チョビが可愛い少女の姿だったらと思うとハァハァ(;´Д`) 
       ハムテルとラブラブもいいが 
       犬ゾリ訓練中シーザーたちに輪(略 も萌える⋯





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